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山の会ポレポレ

Author:山の会ポレポレ
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1999年 エベレスト街道トレッキング 1

 
2011/09/15(Thu) Category : 山ノ想ひで
9月上旬、海抜1336メートルのネパールの首都カトマンドゥは雨季も終わりに近づき、天候は安定してた。
外枠3

トレッキングを開始する前に4日間ほどこの街で滞在して、市内観光をしながら今回お世話になるショップでスケジュールの確認とガイドの紹介、あとトレッキングに必要な装備の調達もおこなうことにした。

今回僕がお世話になったのは、“TREKKING TEAM”というネパール現地にあるアウトドアツアーショップ。
日本のツアー会社をまったく介さないで直接現地のショップとやり取りをするなんて初めての経験だ。7月にネットサーフィンでHPを見つけて、それから何度か連絡を取り合っていた。説明やメールのやり取りも全て英語だったので大丈夫かと思ったけど、やってみると意外とすんなり手配が完了してしまった。

TREKKING TEAMの店は外国人宿の集まったタメル地区のど真ん中に位置して、建物は小さくこじんまりとした感じだった。

ドアを開けると中で雑談をしていた2,3人のネパール人が僕の方をジロっと見て、「ナマステ~」と小さく無愛想に挨拶してきた。「おいおい、大丈夫かよ」と思いながらそのうちの1人に案内されるままに2階に連れて行かれると、そこにはオーナーらしき人物が座っていた。

オーナーは小柄でふっくらとしたお腹が印象的なインド人で、明るい声で「ウェルカム・ネパ~ルね。こっちに来てイスに座りなさいだナマステ~」と親切に声を掛けてくれた。
彼はYシャツにネクタイと、身だしなみも小奇麗にしていて何となく安心できる。会話をすると、英語も分かりやすく気さくで親切なおじさんだった。

オーナーから砂糖とミルクのたっぷり入ったネパールのおいしいコーヒーをもらい、2人ですすりながらトレッキングのスケジュールを確認。

トレッキングは僕とガイドの2人だけ。宿はルート沿いに点在するロッジで泊まる。
カトマンドゥからはセスナでスタート地点のルクラ(2,700m)まで飛び、そこからエベレスト街道というトレイルを9日~10日間かけて目的地のカラパタールの丘(5,545m)まで歩くというものだ。

カラパタールの丘からはエベレスト(8,848m)を始め、7,000~8000m級の山々が織り重なる壮大な展望を望むことができるらしい。
う~ん、何とも壮大だ(^^)

余談だけど、通常日本からのツアーで行く場合は、7,8人のグループに1人の日本人ガイドと現地ガイド、それと荷物運びと調理師を引き連れてテント泊でこの工程を歩く。
テント泊で大変と思うだろうけど、ここはエベレスト。もともと英国貴族が登山というものを持ち込んだ土地ということもあって、サービスも英国式で超VIP待遇。
朝は目覚めのモーニングコーヒーがサーブされて、テントの外で専用の調理師が用意した朝食を食べる。その間に荷物運びがせっせとテントを畳んで大名行列の準備に取り掛かる。重たい荷物は先に荷物運びが担いで行ってくれるので、その日の目的地に着いた時にはすでにテントと食事の準備が整ってるという訳。あ~、何とも贅沢。ちなみに値段もVIP待遇です。

ひと通りスケジュールの確認が終わると、「それじゃぁ、君のガイドを紹介するカリーよ」といって、オーナーのおじさんが3階に待機していたガイドを呼び出した。

僕はエベレストをガイドしてくれる人といえば皆、エドモンド・ヒラリーをはじめ数々の登山家達をガイドしてきたあの伝説の山岳民族ことシェルパ族の人間だと勝手に決め付けていた。だからその伝説の勇者が階段から降りて来ると期待して生つばを飲んで待った。

そして運命のご対面―!!ジャジャーン!

       「ナマステ~。」

階段から降りてきたのはいかにも近所の商店街にある中華料理屋の腕っぷし大将といった感じの、フツ~のおじさんだった。
年齢40歳くらいの体格のいい彼の名前は「シバ」。シェルパ族の隣町に住む民族らしい。シバという名前から、ヒンズー教のシバ神から由来するのかと聞くと、案の定ただの仏教徒だ。出身といい名前といい、なんとも胡散臭いが、彼の満面の笑顔から滲み出るおおらかな感じが僕にはなかなか印象がよかった。僕もどちらかというとマイペースでおおらかな方なので、何となく気が合いそうな感じがする。

その後、一緒に街に出て装備の買い付けに行くことにした。

このタメル地区では、中古の登山用品店が沢山ある。それらのお店は、ネパールにやって来たエベレスト登山隊が遠征時に使った登山道具を買い取って、それで商売をしている。

ガイドブックによると、登山の装備はここでひと通り揃うし、何よりも物価がべらぼうに安いので、日本からは何も持ってこなくてもいいと書いてある。当時山登りにそれほど傾倒していなくて、山道具に関しても全く知識の無かった僕は、友人から借りたタトンカの70Lザックと、大阪の登山ショップを何軒も回って決めたSIRIOの登山靴だけしか持ってきていなかった。今の道具マニアと化した僕には考えられないことだ。

だって、トレッキング中もウェアはカエルマークがちょっとおサレな古着のコットンシャツに、普段から履いていたリーバイスのコーデュロイパンツだけだったし、雨具だって商店街で売ってた黄色の安ポンチョ。登山をする上で一番NGといっても過言ではないくらいの普通の街着だったもんな。

3、4軒ハシゴして25Lのザックとフリースの上下、寝袋とその他小物を何点か購入して、シバとは翌日深夜3時くらいにホテルの前で待ち合わせの約束をして別れることにした。

外枠2

いよいよ明日からここカトマンドゥを離れて、世界の屋根と言われる場所を歩くのかと思うと、興奮してなかなか寝付けなかったのを覚えている。


さて次回からついにトレッキング開始(^^)!

                                written by タケC
 
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