プロフィール
 

山の会ポレポレ

Author:山の会ポレポレ
所属:大阪府勤労者山岳連盟

主に関西の山域を中心に活動している30代~40代が中心の山岳会です。
ゆる~い山からハードな山まで遊び尽くせ!
新規会員募集中です!!

 
カテゴリ
リンク
RSSリンクの表示
 
 

1999年 エベレスト街道トレッキング 2

 
2011/09/23(Fri) Category : 山ノ想ひで
 昇りだした陽の光が出発ゲートの待合室に入り込み、建物の中で舞っていた埃がキラキラと黄金色に輝く。出発の朝にはもってこいのシチュエーションだ。

    1日目 カトマンドゥ(1300m)から飛行機でルクラへ
          ルクラ(2700m)~ パクディン(2600m)


僕達の乗る飛行機の搭乗にはまだ時間があったので、すっかりお気に入りになったミルクと砂糖たっぷりのネパールコーヒーを飲みながら、周りの人間を観察して時間を潰すことにした。
外枠
空港ロビーには僕達と同じように、ネパール各地へトレッキングに向かう欧米の人達とそのガイドでいっぱいだ。大型ザックを背負った彼らは、皆3、4人ほどでの個人旅行といった感じのグループが多かった。

そんな中、15人くらいの中高年日本人グループがいかつい雰囲気の日本人ガイドを先頭にぞろぞろとやってきた。みんな同じような格好をしていたので、空港ロビーでひときわ目立っていた。きっと旅のしおりに服装の指示まで事細かに書いていたんだろうけど、そこまでお揃いじゃなくも…。

ロビーの真ん中をすっかり占拠してしまったその集団。次にガイドらしき人が大きな声で注意事項みたいなのを説明しだし、それが終わるとおにぎりを配り始めた。
朝も早いし、ホテルから何も食べずに来たのだろうけど、何でもかんでもガイドにやってもらってる様子と、ロビーの真ん中で座り込み、集団でおにぎりを食べている彼らの姿が妙に滑稽に思えた。

そうやって人間観察を楽しんでると飛行機に乗り込む時間となった。


 9月初旬のこの時期、僕達の行くクンブー地方は雨季も明け出したばかり。
天候はまだ不安定なので、トレッキングに出かける旅行客は少ないようだ。きっと空港にいたトレッカー達はアンナプルナの方に出かけるんだろう。
外枠1
ルクラ行きの小型セスナには僕達2人しか乗っていなかった。後はブルーシートに覆われた得体の知れない物資のみ。こんなシチュエーションの中にいる自分がおかしくて、僕とガイドのシバはセスナの中でケラケラ笑っていた。

山と山のあいだをぬうように飛んでいると、雲の切れ目から小さな町が見え出し、セスナが着陸態勢に入った。目的地のルクラ(2700m)だ。

滑走路がやけに短く、山の傾斜を利用してのなかば無理やりの着陸。
       外枠5
ガタガタガ‥、ドドドドーッ…。恐怖の着陸劇を経験した後、そそくさと飛行機から降りて荷物の整理と歩く準備をはじめた。といっても、パッキングはもう済ませているので、後は靴の紐を締めなおして気合を入れるだけだが、驚いたのはシバの荷物だ。

30Lくらいのぼろぼろのザックで、中身はほとんど何も入っていなかった。靴なんてクタクタになったアシックスのスニーカーだ。道具に頼らず、体一つで勝負。これが本当のウルトラライトか!と感心する一方、何かあったときの緊急の装備はちゃんと持っているのか不安な気もした。
しかしその分、着替えなどがタップリ入っている僕の70Lザックをシバが担いでくれたので、僕は防寒着と水、一眼レフカメラを25Lのデイバックに詰めて歩くだけでよかった。

準備が終わると、長い長いエベレスト街道トレッキングを始めることにした。


 空港の敷地から抜けるとすぐにトレッキングコースになる。このトレイルはエベレスト街道というだけあって、集落と集落をつなぐ重要な交通網でもある。つまりトレッキキングコースと同時に国道でもあるってワケ。そのためにトレイル沿いのいたる所に民家があって、畑を耕している人や物資を運ぶ地元のおじさん達とすれ違ったり、子供達が無邪気に遊んでいたりと、エベレストの壮大な景色と同時に彼らの生活も垣間見ながら歩くことが出来てとても面白い。
外枠8

トレイル脇には貨幣獲得のためにトレッカー相手の茶店を開いている民家が多くて食事には事欠かない。コーヒー紅茶、コーラにスニッカーズと何でも揃う。食事のメニューはチベットや中国の文化の影響が強いからか、餃子やヌードル、フライドライスといったものが主で日本人の僕にはありがたかった。
あと、茶店でなくても普通の民家に勝手に入って、お母ちゃんに「ナマステ~、喉渇いたから何か飲ましてちょ。」って言ったら、お茶でもコーヒーでも何でも出してくれるので、僕とシバはトレッキング中ひっきりなしに民家に上がりこんではお茶をもらっていた。
何とも気楽なトレッキングだ。けれども頻繁に茶店や民家に上がりこんではお茶ばかりしていたのが、高山病対策にはよかったのかもしれないと後で思った。
外枠7

ガイドのシバとはお互い片言の英語で色々と話をしながらてくてくと歩く。今日の目的地パクディン(2600m)にあるロッジは、聖なる川ドゥード・コシに架かる吊り橋のすぐそばにあった。オーナーはシバの幼馴染らしい。
外枠6
このロッジはオーナーとおかみさんと娘さんの3人暮らし。オーナーはロッジの建て増し工事で忙しいようで、家事や部屋の掃除はもっぱらおかみさんと娘さんの仕事。
それにしてもここの娘さんはよく働く。面白いからキッチンで夕飯の準備をする娘さんをパチパチと写真に撮って夕食までの時間をつぶした。この日の客は僕達だけだったのでオーナー家族と僕達でお酒を飲みながら楽しい夜を過ごした。


翌日はシェルパ族最大の村ナムチェバザール(3400m)だ。(^^)!
 
コメントアイコン Comment0  |  Trackback0
 
 

Trackback

 

Trackback URL :
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)

 
 

Comment

 

    
 
Home | Top ▲
 
カレンダー
 
09 | 2017/10 | 11
1 2 3 4 5 6 7
8 9 10 11 12 13 14
15 16 17 18 19 20 21
22 23 24 25 26 27 28
29 30 31 - - - -
 
年・月別アーカイブ
 

見たい年をクリックしてください。  月別ツリーが表示されます。

 
最新記事
最新コメント
アクセスカウンター
 

現在の訪問者数は

 
検索フォーム
 
 
QRコード
 
QR