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山の会ポレポレ

Author:山の会ポレポレ
所属:大阪府勤労者山岳連盟

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1999年 エベレスト街道トレッキング 3

 
2011/09/29(Thu) Category : 山ノ想ひで
初日の夜はガイドのシバに散々ネパールのお酒を飲まされた。
彼の育った地域だからか、どことなくカトマンドゥにいた時よりも彼の表情が柔らかい気がする。楽しい夜だった。

シバの宿泊代や食事代、途中立ち寄る茶店でのお茶代は全部僕が払う契約になっている。その夜の彼の酒代も勿論僕持ちだ。といっても、物価が驚くほど安いので財布はそんなに痛まなない。


翌日は晴天。ピンと張り詰めた空気が清々しい。朝食を済ませた後、宿と食事の代金を女将さんに払い、「そんじゃぁ行ってくるかんね」と挨拶をして2日目のトレッキングを開始した。

     2日目 パクディン(2600m) ~ ナムチェバザール(3450m)

       外枠9


この日はいよいよサガルマータ国立公園に入って、シェルパ族最大の街ナムチェバザールに向かう。

パグディンからは「聖なる川ドゥード・コシ」に架かるいくつもの吊り橋を渡りながら登っていく。周りの山々は勿論、途中すれ違う人や建物を見るだけでも飽きない。チベット仏教のお経が書かれたマニ石やマニ車を見かける度に、ここはネパールなんだと改めて感じる。
僕はきゃっきゃとはしゃぎながらシバにいろんな質問を投げかけては周りをキョロキョロ見渡して歩いていた。

外枠10

当時の僕は山も好きだったけど、どちらかというと遠くから眺める方が好きだった。それよりも目の前に広がる豊かな自然遺産や、海外の伝統・文化などにより興味があったので、実は目の前に広がる壮大な山々の山容に関しては、漠然とした記憶しかない。(毎日正午辺りから雲が出てきて、眺望があまり効かないというのもあって)

“登山”に偏好している今だったら、「あっ、クスムカングル6369mだ!こっちはヌプラ5885mだ!登ってみてぇー」なんて具合で、もっと違うものに興奮していたに違いない。


そうこう言いながら歩いているとサガルマータ国立公園のゲートに到着した。

外枠ネパール用11

ここからナムチェバザール(3450m)までのトレイルが2日目の難所ポイントで、一気に急勾配を登ることになる。


一歩一歩ゆっくりと登る。
どれだけの時間が掛かったんだろう。この勾配がきついのなんの。前を歩くシバは何度も後ろを振り返っては僕がちゃんとついて来れていてるか確認する。そして僕の調子を見て「少し休憩するっぺよ」と、細かい間隔で休憩時間を作ってくれた。

僕達の歩いているところはまだまだ木々がうっそうと茂っている。けれどここはすでに3000mを越えている。日本じゃ当に森林限界。槍ヶ岳(3180m)や北穂高岳(3106m)よりも高いんだから息が切れるのも当たり前だ。
ここを無理に登りきると高山病の可能性も出てくるので、そういうことも念頭に、小まめに休憩を入れてくれてたんだと思う。

外枠ネパール用12

こんなに苦労して登っている僕の横を、異常にデカイ籠を頭から紐で引っ掛けた地元のおっちゃん達が、「おいおい、兄ちゃん何だよその屁っ放り腰は(^^)」とでも言いたそうな顔をしててくてくと登っていく。

「もうダメだ、もうダメだ・・・」と、日本語の分かる人なんか誰も周りにいないのをいいことに、大きな声で叫びながら必死で歩いていると、どこからともなく聞こえる音が徐々に賑やかになってきて、出合う地元の人も増えてきた。

もう少しで到着か・・・?と、心を弾ませながら最後の力を振り絞って歩くと、遂に2日目の目的地ナムチェバザール(3450m)に到着することができた。

外枠ネパール用13

「やったー!」

シバと硬い握手をして街の中を歩いて本日の宿カラパタールロッジへと向かった。

外枠ネパール用14

今まで歩いて僕達以外のトレッカーとは2組程度しか出会わなかったのに、この街には色んな国からやってきた多くのトレッカー達がいて賑やかな雰囲気だった。
翌日は高度順応の為にここで1日滞在しなくちゃいけないので、街を散策するのは明日に残して、今日は宿でゆっくりすることにした。

外枠ネパール用15

ここのロッジは仲のよい兄妹が切り盛りしているようで、食事は全て妹ちゃんが用意してくれる。

1日目のロッジもそうだったけど、ロッジの造りは1階が食堂兼談話室で、2階に畳2枚分位の個室がそれぞれ用意されている。個室には木のベットが付いているのでそこに持参した寝袋を引いて寝るというわけ。こんな山奥では十分な環境だ。

このナムチェバザールでは日本の援助で水力発電が数年前から行われていることもあって、宿にはシャワーも付いていた。何とも贅沢なことで、早速汗を流してさっぱりした体で夕食を食べることができた。本日の夕食は数あるメニューからヤク(高山牛)ステーキとビールをチョイス。

その後、この宿に泊まっていた他のトレッカー客のおっちゃんと2人で、つたない英語で遅くまで酒を飲んでいた。外はすごく静かで、夜風が気持ちい。窓からは月明かりで照らされたヌプラとクワンデ山の輪郭がはっきりと見えていた。

翌日は高度順応日。この街で1日ゆっくり過ごす。近所の裏山を歩いてみたりしてここの高度に体を慣らす予定だ。




そして翌々日はチベット仏教総本山タンボチェ・ゴンバだ!

 
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