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山の会ポレポレ

Author:山の会ポレポレ
所属:大阪府勤労者山岳連盟

主に関西の山域を中心に活動している30代~40代が中心の山岳会です。
ゆる~い山からハードな山まで遊び尽くせ!
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【個人山行】 大峰弥山川を登って双門の滝・八経ヶ岳へ

 
2010/05/23(Sun) Category :  個人山行
■形 態 個人山行
■山 域 大峰山系 
■日 程 平成22年5月15日~16日(前日14日夜に車で大阪発)
■参 加 3名(タケC、IS、ケイヨ)
■天 気 快晴
■行 程 
 1日目 熊渡 → 一の滝 → 双門の滝 → 河原小屋 → 狼平
 2日目 狼平 → 弥山 → 八経ヶ岳 → 日裏山 → 熊渡


5月15日、僕(タケC)とISさんとケイヨ君の3人で、大峰双門の滝ルートに
行ってきました。
日本の滝100選にも選ばれている落差80mもある双門の滝。
ここは大峰の数あるルートの中でも、とりわけ難度の高いアドベンチャーコース。
大峰最大の支流と言われる弥山川を遡上するルート上には、延々と崖の横を
天空へと登る垂直ハシゴを登ったり、滝上の岩に打たれた鉄杭を歩いたりと、
トラップがてんこ盛りのまさにアドベンチャー。

さて、僕達は弥山川を無事遡上して幻の双門の滝を目にすることが出来る
のでしょうか。そして近畿最高峰の八経ヶ岳へたどり着くことが出来る
のでしょうか!?

もともとはSATOさんと二人で去年から計画していた山行だったんだけど、
直前になって当日に仕事が入ってしまった○藤さんは泣く泣くドロップアウト。
去年このルートを歩いている僕ですが、それでも緊張していだだけに、
頼りにしていたSATOさんが参加できなくなったのはプレッシャー大です・・・。


1.jpg
早朝6時20分、熊渡に車をデポしていよいよスタート。
まず現れるのが地獄の一丁目・・・。いやいや白川八丁です。
ここ白川八丁は伏流水になっていて、この瓦礫の川の地中に川が流れていると
いうんだから何とも不思議です。
何も聞こえない静かな河原を20分くらい遡上していくと、やがて瓦礫の
隙間から川の水が湧き出してきて、その先にいよいよ登山道が現れてきます。

2.jpg
といっても至るところでルートや橋が崩落していて、いつ崩れるかわからない
道を一歩一歩慎重に足場を確認して歩くのは緊張の連続。
それでも時々見える沢の水はまさにエメラルドグリーンで、つい見とれて
足が止まってしまいます。

3.jpg
沢を遡上していく途中には、全身を使ってよじ登るシーンもちらほら。
こういう冒険ルートが大好きな3人にはたまりません。


5.jpg
8時40分、一の滝に到着。
ここで小休憩。滝のしぶきが何とも爽快!それにしてもええ天気や。


6.jpg
小休憩ののち、いよいよここからが待ちに待った恐怖の連続鉄ハシゴです。
このハシゴ、時には垂直に切れ立った崖の横を登ったり、鋭く切り立った
ナイフリッジを登ったり、思わず「どこまで行くねん!」と突っ込みたく
なるくらい、まさに天空に向けてよじ登ります。
幸い鉄ハシゴは新しく、作りもしっかりしているので安心です。

7.jpg
そしてどれだけ登ったんでしょうか、この尽き抜ける高度感も佳境に
迫った頃、ふと後ろを振り向くと・・・


8.jpg
大峰の山々が一望できて、目の前にはバリゴヤの頭がドカーンと見えます。
目を下にやると、僕達が歩いてきた弥山川が遥か下のほうに。
ここまで来るともう恐怖心とかもぶっ飛んじゃって、みんな終始ニヤニヤ
した顔で周りを見渡していました。


9.jpg
10時15分、やっとの思いで双門の滝に到着ー!
ここまで無事にたどり着けて一安心です。
落差80mの大滝と、僕達のすぐ足元からざっくりと遥か下まで切れ込んだ
深い谷を見ながら3人で決めのポーズ(^^)。
この滝、何度見ても圧巻です!

最高のパワースポットで少し長めの休憩を取った後、本日の後半戦へ。
ここまででも十分スリリングだったけど、ここから先もまた違ったスリルが
待っちうけていました。

10.jpg
右岸の崖を大きく巻いて双門の滝の上流に出ると、そこにはまた静かで
美しい沢が。
その沢を右岸から左岸へ、左岸から右岸へと何度も渡って遡上していくと
「バッシャーン・・・」と僕の後ろで嫌ぁな音が・・・。

11.jpg
体半分水びたしのISさん。大きな怪我は無かったので、これはジョークと
いうことでみんなで笑ってご愛嬌。ちょうどいい時間になっていたので
濡れた靴や衣服を乾かすついでにランチタイムとなりました。

12.jpg
ランチタイムも終わり、ISさんの衣服もすっかり乾いたので先を急ぐことに。

ここから先は今までよりも大きな岩をよじ登り、千丈ぐらという最後の
難関も待ち構えているので、3人ともスリングとカラビナで簡易ハーネスを
作ってヤル気満点で再出発。

13.jpg
自然の造形美は何とも力強いものです。こんなに大きな岩の上にも
木がしっかり根を張って生きているなんて、見ているだけで力を分けて
もらえるような気がします。

14.jpg
深くて切り込んだ谷を全身を使って進んでいくうちに、なんだか薄暗くて
重たい空気が漂うポイントに。谷を見上げると、うっそうと生い茂る木々が
僕達の様子を不気味に伺っているような圧迫感。
そして目の前には最後の難関「千丈ぐら」が・・・。

さぁ、これが正真正銘の最後の難関。ここさえクリアすれば僕達が目指す
狼平に到着です。

15.jpg
オーバーハングした鎖のハシゴをよじ登り、滝上の岩に打たれた鉄杭を
歩いたりと最後まで僕達を楽しませてくれます。


16.jpg
そして15時ちょうど、ようやく目的地の狼平に到着!
そこは今までのスリリングなシチュエーションとは違って、なんとも静かで
美しいロケーション。避難小屋も超キレイで、快適です。

さっそく荷物を小屋に置いて一休み。いやぁ、ホントみんなよく頑張りました!
翌日は一般ルートを歩くだけなんで今日はゆっくり休んでください!
ということで、持ってきたビールで乾杯をして、それぞれが好きなように
夕食をとって20時前には夢の世界へ。

17.jpg
翌日早朝3時。小屋の窓越しに見る空には満天の星。天の川までバッチリ
見えます。これは目指す八経ヶ岳から最高のご来光が拝めるかも…。
と、期待を膨らませて4時に本日の山行をスタートしました。


20.jpg
狼平から弥山を通過して八経ヶ岳まではおよそ1時間弱。
弥山を目指して木道を歩いているうちに空はうっすら明るくなってきました。


19.jpg
2日前までの季節外れの寒波。この辺りでは所々にまだ雪が。


18.jpg
「おぉー!向こうに見えるのは八経ヶ岳!」
思わず万歳。

と、俄然ハイテンションなのはここまで。
徐々にガスが立ち込めてきて、弥山に到着してトイレ休憩しているうちに
僕らはすっかりガスの中…。

21.jpg
ガスの中、弥山の看板前で記念撮影。



22.jpg
この先は大峰奥駈道を歩きます。
ケイヨ君、憧れの奥駈道へ記念すべき第一歩。ドキドキです!


23.jpg
そしてついに近畿最高峰“八経ヶ岳”に到着!
すっかりガスに覆われて、ご来光もへったくれもなかったけど、
ここまで来た達成感と、このルートを無事に登れた安心感で
気分爽快です。

「さて、ぼちぼち帰りますか」

少しの間、3人それぞれが色々な思いを馳せながら休憩した後、
気持ちのスイッチを入れ替えて帰路に向かいます。

「下山して、温泉入って、大阪に帰ったら焼き肉行こう!」

昨日から歩いている合間ずっと話題になっていた焼き肉に
向けて下山する足取りも軽やかです。

25.jpg
すっかりガスの立ちこめる中、苔こけした大峰ならではの幻想的な山道を、
1300年という大峰修験道の歴史を体で感じながら歩いたり、


26.jpg
今まさに生まれようとする小さな命の力強さを感じながら歩いたり、




24.jpg
時には険しい大峰の山道を自らの力で切り開きながら歩いたり、


27.jpg
と、3人それぞれが何か目に見えない自然の大きなエネルギーを感じて、
一歩一歩森と対話しながら山を下りました。

ずっと仲間と行きたかった双門の滝コース。無事その想いも叶い
大きな事故もなく終了することが出来ました(^^)
またみんなと挑戦したいですね。ありがとうございました。



By タケC


28.jpg

10時30分 「やったぁー、到着やぁ!風呂行って焼き肉行くぞーっ!」


 
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Comment

 

satoさんへ

はい、是非行きましょ行きましょ。
でもこんどはケイヨくん・ISさんにリーダー
してもらいましょうね。

 

ケイヨくんへ

これからもどんどん行きますよぉ。
そいしてつか必ず奥駈踏破しようね!

 

行きたかった!

[絵文字:タケC~、直前になって行けんくなって、ホントごめんな。
天気よかったから、行きたかった~e-259
このコース、難易度の高く、実力を備えた少数精鋭でないと行けないコースだけど面白そう!
大峰の奥の深さを改めて感じるね~。
もしよかったら、今度連れてって!

sato

 

No Title

大峰から帰ってきてから、エネルギーが漲ってる気がします
登山する前は、大峰って名前すら知らなかったんですけど、ほんと素晴らしい山でした
関西に大峰があってよかった!!

 

isさんへ

はははっ、次どこ遊びに行きましょうか(^^?

ずっとハラハラドキドキするようなルート
だったんで、どのポイントも思い入れが強くて、
記事がやっぱり長くなってしまいました・・・。

 

どぉっぼぉぉ~ん しました・・・

とにかく、楽しい2日間でしたv-237
おばかな劇団2人も見れて大満足でした。
ありがとうございましたv-290

 

    
 
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